【速報レポート】高市早苗氏、第104代内閣総理大臣に選出

2025年10月21日(火) 本日、衆議院本会議で実施された内閣総理大臣指名選挙において、自民党の高市早苗衆議院議員(63)が第104代内閣総理大臣に選出されました。
投票は1回目で決着がつき、当初予想されていた決選投票は不要となりました。
- 総投票数: 465票(有効票)
- 高市氏: 237票(過半数233票を上回る)
- 主な対抗馬: 野田佳彦氏(立憲民主党)が149票、玉木雄一郎氏(国民民主党)が28票、斉藤鉄夫氏(公明党)が24票など。
自民党・公明党の与党連立に加え、日本維新の会や一部無所属議員の支持が集まったとみられます。
これにより、高市内閣は本日夜に正式発足する見込みです。



高市早苗総理、初の女性首相として新内閣を発足へ
片山さつき氏を財務相に、小泉進次郎氏は防衛相起用の方針
自民党の高市早苗総裁(64)は、21日午後に発足する新内閣の人事を固めた。財務相には片山さつき元地方創生相(66)を起用する方針で、総裁選で推薦人を務めた盟友を重用する。
さらに、総裁選で対立した林芳正前官房長官(64)を総務相に、小泉進次郎前農林水産相(44)を防衛相に据える方針だ。
■ 財政出動路線と調整力が問われる片山財務相
高市氏は、所得税の課税最低ラインを引き上げる「年収の壁」改革や、維新との連立合意による「食料品2年間消費税ゼロ」など、積極財政路線を掲げている。これらの施策には巨額の財源が必要となることから、片山氏には財務省との調整という難題が課せられる。
■ 女性登用進む新内閣 小野田紀美氏が初入閣
総裁選で高市氏を支援した小野田紀美参院議員(42)は、経済安全保障担当相として初入閣する見通し。経済安保のほか、外国人政策も担当する方向だ。
また、黄川田仁志元内閣府副大臣(55)が国土交通相に、鈴木憲和元農水副大臣(43)が農林水産相にそれぞれ初入閣。赤間二郎元総務副大臣(57)が国家公安委員長に就く予定だ。
その他、松本洋平元経済産業副大臣(52)、平口洋元法務副大臣(77)、牧野京夫元国交副大臣(66)も入閣する見通しとなっている。
■ 経産相に赤沢亮正氏 米通商交渉の経験を評価
石破茂前首相の側近で、米国との通商交渉を担った赤沢亮正前経済再生相(64)は経済産業相に起用される。
■ 総裁選ライバル全員を要職に登用 挙党一致を演出
高市氏は党内融和を重視し、総裁選で争った全員を要職に起用。林氏や小泉氏のほか、茂木敏充元幹事長(70)を外務相に充てる方針を決めた。
すでに小林鷹之氏を政調会長に任命しており、少数与党での政権運営をにらみ、挙党一致の体制を構築する狙いだ。
官房長官には、保守色の強い木原稔元防衛相(56)を起用する。高市氏と政策理念が近く、政権の中枢を支えることになる。
■ 女性閣僚の積極登用も 「5人超え」は難航か
日本初の女性首相として、高市氏は女性議員の積極登用に意欲を示している。ただし、自民党内では「過去最多の5人超えは難しい」との見方が根強い。
また、高市氏は自民党の派閥裏金問題について「人事への影響はない」と明言。問題に関与した議員の処遇も注目される。
■ 維新との新連立 閣僚は全て自民で構成へ
公明党が連立離脱を表明したことを受け、新たに連立を組む日本維新の会は「閣外協力」の立場を取る。そのため、新内閣の全閣僚ポストは自民党で占められる見通しだ。
■ デジタル担当相に松本尚氏
このほか、デジタル担当相には松本尚前外務政務官(63)を起用する方針。松本氏も総裁選で高市氏の推薦人を務めていた。
また、上野賢一郎元財務副大臣(60)も初入閣する見通しだ。
【高市新内閣の主な顔ぶれ】
| 役職 | 氏名 | 年齢 | 派閥など |
|---|---|---|---|
| 総理 | 高市 早苗 | 64 | 無派閥 |
| 総務相 | 林 芳正 | 64 | 旧岸田派 |
| 外務相 | 茂木 敏充 | 70 | 旧茂木派 |
| 財務相 | 片山 さつき | 66 | 旧安倍派 |
| 農林水産相 | 鈴木 憲和 | 43 | 旧茂木派 |
| 経済産業相 | 赤沢 亮正 | 64 | 無派閥 |
| 国土交通相 | 黄川田 仁志 | 55 | 無派閥 |
| 防衛相 | 小泉 進次郎 | 44 | 無派閥 |
| 官房長官 | 木原 稔 | 56 | 旧茂木派 |
| 国家公安委員長 | 赤間 二郎 | 57 | 麻生派 |
| 経済安全保障相 | 小野田 紀美 | 42 | 旧茂木派 |
ネットの反応
X(旧Twitter)上では、即座に「おめでとう」「歴史的瞬間」との投稿が相次ぎ、ライブ配信や動画共有が活発化しています。
歴史的意義:日本初の女性総理
高市早苗氏は、明治維新以来の日本憲政史上、初の女性内閣総理大臣となります。これまで長らく「ガラスの天井」と呼ばれた首相就任の壁を突破した快挙で、国内外から注目を集めています。
Xの反応では、「ついに女性首相が誕生!」「明治維新のような転機」との声が目立ち、女性活躍推進の象徴として評価されています。一方で、「政策次第で真価が問われる」との慎重論も散見されます。
高市氏は奈良2区選出のベテラン議員で、総務大臣や経済産業大臣を歴任。安倍晋三元首相の側近として知られ、保守派の急先鋒です。
2024年の自民党総裁選でも上位に入り、支持基盤を固めてきました。
今回の就任は、党内の保守回帰を象徴する動きと言えます。
トランプ大統領、10月27日から来日予定

高市氏の首相就任は、日米関係の新たな局面を予感させます。
高市氏はこれまで、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」政策に理解を示しつつ、日米同盟の強化を主張してきました。
- 貿易・経済面: 高市氏はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)推進派で、トランプ氏の保護主義に対抗しつつ、日米貿易協定の深化を狙う可能性大。半導体供給網の安定化(TSMC熊本工場など)を日米共同で推進し、米中摩擦の緩衝役を担うことが期待されています。
- 安保・防衛面: 日米同盟の「不可欠性」を強調。トランプ氏のNATO負担増要求を念頭に、在日米軍経費分担の見直しを最小限に抑えつつ、中国・北朝鮮脅威への共同対処を強化。X投稿では「高市総理ならトランプとタフに交渉できる」との楽観論があります。
- 課題: トランプ氏の予測不能な外交スタイルに対し、高市氏の「現実主義的保守」アプローチが鍵。初の女性首脳として、ジェンダー視点からの同盟強化(例: 女性リーダー間ネットワーク)の可能性が囁かれています。
X上ではすでに「高市・トランプ会談が見たい」「日米首脳会談で何が語られるか」との期待の声が上がっています。


コメント