目次
はじめに
- 事件概要: 2024年9月18日、中国広東省深センの日本人学校に通う10歳の男児が刃物で襲われ、翌19日未明に死亡した。
- 事件が起きた18日は満州事変の発端となった柳条湖事件から93年にあたる。
- 外相の対応:自民党総裁選出馬中の上川陽子外相は事件を重く受け止めているとして遺憾砲を発射、中国に対し事実関係の説明と日本人の安全確保を求めるにとどまっている。
事件の詳細
- 発生場所: 中国広東省深センの日本人学校付近。
- 被害者: 10歳の日本人男児。
- 事件の経緯: 男児は登校中に刃物で襲われた。
- 容疑者: 44歳の男が現場付近で取り押さえられた。
- 過去の事件: 今年6月にも江蘇省蘇州市で類似の事件が発生している。
中国国内の反応
- 男児を切り付けた容疑者の男(44)は当局が身柄を確保して取り調べを行っているという。
- 事件が起きた18日は満州事変の発端となった柳条湖事件から93年にあたる。
- 事件との関連は不明だが、中国のSNS、微博(ウェイボ)には「日本人は出ていけ」「日本のスパイが潜む日本人学校に気を付けろ」など憎悪に満ちた投稿があふれていた。
- 深圳は中国が改革・開放路線にかじを切った直後の1980年に「経済特区」に指定され、多くの日系企業が進出している。
過去の類似事件
- 6月の事件: 江蘇省蘇州市で日本人母子らが襲われる事件が発生。
- 安全対策: 6月の事件以降、通学路の警備が強化されていた。
- 反日感情: SNSで反日感情をあおる投稿が規制された。
- 日本政府の対応: 邦人安全確保を中国当局に申し入れ。
- 地域の不安: 過去の事件もあり、日本人社会に不安が広がっている。
上川外相の声明
- 上川陽子外相は19日「深い悲しみを禁じ得ない。極めて重く受け止めている」と述べた。
- 「登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたのは誠に遺憾だ」と言明した
- 中国への要求: 事実関係の説明と日本人の安全確保を求めた。
- 再発防止: 追加的措置の検討を指示。
- 日中関係: 事件が日中関係に与える影響についても言及。
- 家族への配慮: 被害者家族への深い悲しみとお悔やみを表明。
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