世界情勢

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核の傘の真実と日本の自衛戦略(後編)

核廃絶の議論は全く役に立たない理由 日本政府が1994年から毎年国連に提出している核廃絶を求める決議案についてです。岸田総理も核廃絶を外交の柱にしていますが、核廃絶の理想は全く成り立たない議論です。むしろ日本にとってマイナスになる議論です。こんな荒唐無稽な議論を日本の総理大臣や外務省が唱えることは、国際社会で非常に恥ずかしいことです。 核廃絶の理想がなぜ成り立たないかというと、各国が数百発の核弾頭 […]

核戦略の真実:日本人が知るべき核抑止と防衛の知識(前編)

核兵器によって生じたいわゆる軍事革命 核兵器の出現が国際政治に与えた影響は、軍事革命とも言える大きな変化をもたらしました。歴史的に見ても、軍事技術の進化が国際関係を劇的に変えたことがあります。中世のヨーロッパでは、防御が優位であり、堅固な城塞がその象徴でした。しかし、火薬と大砲の登場により攻撃が有利となり、国家の規模が大きく変わりました。 中世のヨーロッパにおいては、城塞や砦が非常に強固であり、攻 […]

アメリカ文明のモラル崩壊と日本への警告

アメリカは一極体制を維持しようと努力していますが、多極化する世界の中でその覇権は揺らいでいます。古典学者や哲学者はこの現象をどう見ているのでしょうか。また、自由主義と民主主義の矛盾や、国内の価値観の喪失、経済的課題、外交政策の変化がどのように影響するかについても考察します。アメリカの未来を考える上で重要な視点を提供します。 アメリカ大統領選挙の混乱 近年のアメリカ大統領選挙は、その争いの激しさと醜 […]

アメリカ崇拝は日本の自滅への道 – 超富豪オリガーキーに支配される米国の現実

アメリカ政治と経済の現状 アメリカ合衆国は形式的には民主主義国家とされていますが、実質的には超富豪のオリガーキー(寡頭制)によって支配されていると指摘されています。特に、トップ0.01%の超富裕層が巨額の富と政治権力を集中させ、政策決定に大きな影響を与えています。この状況は、近年のアメリカ政治と経済の特徴的な問題点として注目されています。 貧富の差の拡大 過去40年間、アメリカでは貧富の差が劇的に […]

アメリカ崇拝は日本の自滅~日本が滅びる四つのシナリオ

アメリカ外交の失敗(1992年~2024年) 1991年の末に冷戦が終結し、ソ連が崩壊したことにより、アメリカは唯一の超大国としての地位を確立しました。この冷戦後の時代において、アメリカは自らの影響力を強化しようとする一方で、その外交政策と軍事政策において多くの失敗を重ねました。以下にその詳細を説明します。 冷戦終了後、アメリカは他国の内政や外交に対する介入を増加させました。特に1992年以降、ア […]

伊藤貫がYoutubeデビュー:三つの思考レベルで見る国際情勢

番組概要 「伊藤貫セミナー」は、国際政治アナリストである伊藤貫氏がホストを務めるYouTube番組です。月に3回放送され、完全に非営利で運営されています。伊藤貫氏はこの番組から一切の報酬を受け取っておらず、編集を手伝っている「経営科学出版」という若者たちの会社も無償で編集を行っています。 この番組の目的は、伊藤貫氏が日本にとって重要だと考える話題について視聴者に解説することです。主なテーマは国際政 […]

大東亜戦争と知られざる真実

この記事では、第二次世界大戦中の複雑で多面的な日本の歴史を掘り下げていくことにする。近衛文麿の政治的策略から、物議を醸した山本五十六の人物像、原爆投下の真相、そして未遂に終わった「ダウンフォール作戦」まで、この重要な時期を形作った複雑な意思決定、戦略、道徳的ジレンマの網の目を探る。この記事は、歴史の隠された側面に光を当て、日本が戦争に至る道筋を包括的に理解し、未来のために私たちが学べる教訓を提供す […]

織田邦男 中国の沖縄分断工作

今回の記事が、「近い将来日本におこりうる戦争や紛争」の最後の記事となるが、これまで2つの記事で シュミレーションした中で最悪の シナリオの解説となっている。 この記事を読み進めて行くにつれ、背筋が凍り付くような沖縄の現状が解説されている。織田閣下が何度も「誰かが シナリオを書いているとしか思えない」と言っているが、まさに『コミンテルンの暗躍の歴史』で江崎氏が解説している、コミンテルンが沖縄を舞台に […]

織田邦男 統一朝鮮が対馬を乗っ取る

今回の記事は、韓国と北朝鮮が統一する根拠。そして、対馬に侵攻することができる軍事的背景の解説です。 「近い将来、日本に起こりうる戦争や紛争」の概要 ① 中国が尖閣諸島魚釣島を占拠② 北朝鮮が暴走し、ミサイルで原発を攻撃 ③ 南北朝鮮が統一し、対馬を占拠 ←この記事④ 沖縄が独立し、ハイブリット戦争へ突入 第二次朝鮮戦争が起こらない その理由とは この南北朝鮮が統一して対馬を占領する シナリオは残念 […]

折田邦男 中国が尖閣諸島魚釣島を占拠

織田邦男 織田くにお昭和27年(1952)愛媛県出身昭和49年 防衛大学校(18期)卒業、同年航空自衛隊に入隊。F-4戦闘機パイロットなどを経て、昭和58年 アメリカ空軍大学へ留学平成2年 第301飛行隊長平成11年 第6航空団司令兼小松基地司令平成17年 空将平成18年 航空開発実験集団司令官平成18年 航空支援集団司令官(イラク派遣航空部指揮官)平成21年3月 航空支援集団司令官を最後に航空自 […]