【第134回 9/14 ニコ生・山口敬之チャンネル】
このYouTube動画は、山口敬之チャンネルによって2025年9月14日のライブ配信された番組で、主に自民党の政治情勢と、山口氏と有村治子参議院議員の間で起きた過去の発言に関する経緯説明が内容となっています。
またこの動画に関連して、宮城県知事選に現在出馬中の和田政宗氏が直近の参院選で得票数を大きく減らし、落選した原因について考察します。
動画の主な内容
1. 有村治子議員へのメッセージと参院選の投票調整の経緯

山口氏は、以前の自身の発言に対し、有村治子議員がSNSで「事実は無い」と否定した件について、報道関係者としての取材に基づき、自身の発言の背景を説明しています。
- 問題提起 [07:00]: 有村議員が、山口氏の「自民党執行部が有村議員に特定の団体票を付けた」という趣旨の発言を否定した。
- 保守系団体の投票行動 [09:41]: 自民党を支援する複数の保守系団体は、2019年参院選で有村氏と江藤誠一氏の2人に票を配分していた。
- 江藤氏の引退と調整 [14:06]: 2025年の参院選で江藤氏が引退したため、江藤氏に集めていた票の行き場が問題となった。
- 執行部の調整 [17:35]: 新しい候補者(????さん)への投票に難色を示した団体に対し、自民党執行部の一部が、票が「死に票」になるのを避けるため、既存の信頼できる候補者である有村氏に票を回してほしいと調整した事実があったと説明しています。
- 対話への呼びかけ [20:15]: 山口氏は、この説明をもって誤解を解き、有村議員との対話や質問を受け入れたいと呼びかけています。
2. 自民党総裁選の力学分析
現在の総裁選の構図が、過去の「石破おろし」(石破茂氏の幹事長辞任要求)の対立軸を基に動いていると分析しています。
- 総裁選の初期構図 [23:57]: 当初は、石破氏の続投を容認していた勢力(菅氏、岸田氏、森山氏ら)が、小泉進次郎氏を推す「一本化戦略」を進めていた。
- 「小泉隠し」戦略 [25:34]: 小泉氏の政策議論における弱点を隠すため、「小泉隠し」が行われていたと指摘。
- 岸田派の離脱 [34:29]: 岸田派の林芳正氏が出馬し、さらに岸田派の重鎮である松山政司参院議員会長が林氏を支持したことで、岸田派が小泉一本化戦略から離脱した可能性が高いと分析しています。
- かく乱情報の発生 [38:48]: これに前後して、小泉氏に近いとされる人物から「小泉氏不出馬」といった「かく乱情報」が流されたと述べています。
視聴上の注意点
- この配信は、ホストの山口氏が体調不良を抱えながら行われています [03:16]。
- 動画の終盤で山口氏は、本編で詳細に触れることができなかった「アメリカでの若者二人の死」の話題について、時間の都合上、有料パート(ニコニコチャンネル)に回すと述べています [42:47]。
- 有村議員と特定の団体・政治家に関する具体的な固有名詞や、総裁選に関する詳細な分析は、有料会員向けのニコニコ生放送パートで説明されるとしています [19:41]、[42:34]。
保守系団体が応援できないと難色を示した「????さん」の正体

新しい候補者「????さん」の正体
山口敬之氏は、特定の保守系団体が2025年の参議院選挙(動画内の日付表記に基づく)で有村治子氏に加えて応援する予定だった「????さん」(新しい候補者)の具体的な名前を挙げていません。
山口氏は、「そのことについては、有料パートでたっぷりとお知らせしてまいります」[42:34]、「有料部分でこれもう実名全部出して、どういうことが起きたのかということをご説明します」[19:41]と述べており、動画の無料公開部分では意図的に伏せられています。
したがって、この動画の内容のみから「新しい候補者」が和田政宗氏であると断定することはできませんが、隠された画像から透けて見えるシルエットは和田氏の画像と酷似しているように見えます。
動画で言及された状況の整理
山口氏が動画で言及した「新しい候補者」(????さん)に関する状況は以下の通りです。
- 江藤誠一氏が引退したことで、保守系団体が江藤氏に割り当てていた票の再配分が必要になった。
- 団体は当初、「????さん」を新たな支援候補者として有村氏とペアで支援する方向で仮決定した。
- しかし、複数の団体から「この人ではうちの組織はもう動かないから死に票になっちゃう」という難色が示された。
- 最終的に自民党執行部の一部が、死に票を防ぐため、難色を示した団体の票を有村治子氏に集中させるよう調整した。
和田政宗氏は、動画内で言及された参議院選挙の時期に自民党の国会議員として活動していましたが、彼がこの「新しい候補者」にあたるかどうかは、山口氏が有料パートで明かしている具体的な情報に依存します。
和田政宗氏の参議院議員選挙獲得票数の推移

和田政宗氏の2019年と2025年の参議院議員選挙(いずれも比例代表)の得票数と当落結果をまとめました。
和田政宗氏 参議院議員選挙 結果レポート
| 選挙年 | 選挙区 | 得票数 | 当落 |
| 2019年 | 比例代表 | 288,080票 | 当選 |
| 2025年 | 比例代表 | 64,665票 | 落選 |
※2025年の得票数については、検索結果から得られた複数の数値(77,040票、64,665票)のうち、最も詳細な候補者一覧のデータにある「64,665票」を採用しました。
得票数の大幅減少
和田政宗氏は、2019年の第25回参議院議員通常選挙(比例代表)においては、288,080票を獲得し、当選を果たしました。これは、当時の自由民主党比例名簿における有力候補の一人であったことを示しています。
一方、任期満了に伴う2025年の第27回参議院議員通常選挙(比例代表)では、64,665票という結果となり、落選しました。
この二度の選挙結果を比較すると、和田氏の得票数は約4分の1以下に大きく減少しており、結果として再選を果たせなかったことが明確に分かります。この大幅な得票数の減少は、選挙戦略、党内での立ち位置、または特定の支持基盤の変化など、多角的な要因が影響した可能性を示唆しています。
客観的事実からの推察
以上のことから、自民党の身内ともいえる保守系団体が応援できないと難色を示した「????さん」は直近の参院選で大きく得票数を減らした和田政宗氏の可能性が高いと考えられます。
かつて、和田氏はLGBT法に反対するなど保守的な行動もしていました。
それにもかかわらず選挙で保守系団体が応援できなかったという結果は、埼玉クルド人問題に対する姿勢に起因していることが推察されます。


ネットの反応
- いつも勉強になります 後半の有料部分も聴き応えありました 有村治子さんとの件はどうなったか気になってました 山口さんの仕事の裏側を垣間見えた気がしていい回でした 脊椎もスタッフさんの事も大変ですね 心中お察しします 次回も楽しみにしてます ご自愛ください
- 有村治子さんの件よくわかりスッキリしました。
- 保守系団体…ニッポンカイギ?
- ????さんは皆様の想像通りです。察して下さい
- 参政党には何もバックがいないと本当にお考えですか?よくお調べ下さい。
- 参政党も統一教会から支援を受けていると言われていますが…。


コメント
コメント一覧 (3件)
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