江崎道朗 暴かれたコミンテルンの真実

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江崎道朗

著者近影:DHCテレビ

江崎道朗 えざき みちお 昭和37年(1962)福岡県大川市生まれ 九州大学文学部哲学科卒業
アメリカを中心とした世界的なコミンテルン活動を研究する日本でも数少ない専門家。評論家としての一面も持ち、安全保障・インテリジェンス及び近現代史研究に明るい
著書は『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』など多数出版
最新刊は『知りたくないではすまされない』 2018年12月KADOKAWAより出版

「暴かれたコミンテルンの真実」の概要

① 暴かれたコミンテルンの真実      ←この記事
② コミンテルン暗躍の歴史
③ コミンテルン暗躍の歴史 2
④ コミンテルンGHQへの暗躍

コミンテルンとは

レーニンが構築した共産主義のネットワークで、 世界を共産主義の国にしよう と、共産主義とは金持ちぶっ殺して共産党が一党独裁になる。その上で全てを平等にやる。ただし共産党の人は特権階級として。

と言うような馬鹿げた考え方を持っている共産革命を世界中でやろうと。

そのために世界のマスコミ、労働組合、政府、軍、教職員組合、こういう所に入り込んでその国の政治を操る、これ「影響力工作」と言うんですが、こういう工作活動をやった、要するにインテリジェンス工作を世界中でやったところです。

中国共産党を創ったのも、中国におけるコミンテルンなんですよね。
中国におけるコミンテルンが、毛沢東とかいろいろ操ってる というか教育して出来たんですよね。

ヴェノナ文書

アメリカ政府が 1995年に公開したもので、1943年から1948年ぐらいまでアメリカの陸軍の情報部がアメリカ国内のソ連のスパイとソ連本国との機密電報を傍受してた。

傍受した理由は何かというと、どうも ルーズベルト民主党政権の動きがおかしいとアメリカ陸軍が察知したから。

それで、暗号電報をズーっと収集していた。
この暗号解読のミッションをヴェノナプロジェクトと呼びますが、ヴェノナ作戦で できた機密文書が大体5000ページ分あるんですが それが1995年に公開された。

1995年に出たってことは、ソ連の崩壊が理由だったんでしょうね?

ソ連の崩壊ともう一つの理由は ちょうど第二次世界大戦が終わって 50年目なんです。

アメリカというのは民主主義の国なので情報公開をするんですね。50年経ったら基本的に国家の機密文書も情報公開する基本的なルールがある。そのルールに基づいてこのヴェノナ文書を全部公開して、公開した結果 日本が戦争の相手をしたアメリカのルーズベルト民主党政権の中にソ連のスパイが うじゃうじゃ 居たことがほぼ確定してしまった。

長らくアメリカ国内でも論争があったんですが、アメリカの政府の公式文書なのでこれは否定のしようがないという話になりました。

以前からも、それからこのヴェノナ文書が出てからもよく言われるのが 、大東亜戦争 日本が結局 真珠湾攻撃から戦争に突入するんですが、ルーズベルトが日本に仕掛けて日本に先に手を出さそうということになって、しかしそのルーズベルトを後ろで操ってたのがソ連だったということですね。

日本をとにかく戦争に引きずり込みたかったのは 実は本当はソ連の狙いだったという、これはずっと前から言われてたんですがヴェノナ文書でかなり信憑性が高くなったということですね。

もちろん ルーズベルト大統領自身は日本と戦争がしたかった。

それは、イギリスのチャーチルを助けたかったとか 経済がなかなかうまく行ってなかったので軍需産業に仕事を回すためには戦争が必要だったととか、いろんな意見があるので もちろんコミンテルンの意向だけで動いたわけではないんですが、ルーズベルト政権自体の意向やイギリスのチャーチルが日米戦争を望んでた。

そういう側面もあるのでそれだけではないんですが 、でもコミンテルンの影響があった。

ヴェノナ シークレット

2001年アメリカの保守系シンクタンク、ヘリテージ財団に行ったときに リー・エドワーズと言う保守派の歴史学者と話をした時に歴史問題の話になって 「歴史問題に関心があるんだったらヴェノナ知ってるか?」と問われた。

ヴェノナって何ですか?って、僕知らなかったんですね、その時 2001年。

ヴェノナ文書って言って 今アメリカの保守派の間で大騒ぎになってて、ヴェノナ文書に関する解説の本がたくさん出てるぞ。知らないなら近くに本屋があるから買って行けよって言われて買ってきたのがこれなんですよ。

残念ながら日本語に訳されてはない

この本を読んでると、GHQも含めて日本に占領軍として来た人たちだけじゃなくて ルーズベルト政権下で対日占領政策を作って関与してたメンバーたちがソ連のスパイだっていうことがどんどん出てきてるんですね。

GHQが日本の改造計画を進める。その一番大きな中には日本国憲法がある。この日本国憲法を作った何人かの民政局の連中がいるが民政局の連中の中にも、コミンテルンの息のかかった連中がいて、それに大きく影響を与えたといわれる人物が ハーバート・ノーマン。この人物は戦後完全にソ連共産党のスパイと言うことが ほぼ判明しましたよね?

E・ハーバート・ノーマン:在日カナダ大使館

ほぼ、ですね。

残念ながらヴェノナ文書ではハーバート・ノーマンの名前は出てこないんです。

というのはですね、ソ連のスパイと言われている人間は2000人ぐらい居る。その中で名前が確定できたのは300人ぐらいなんです。リストはあるが解読がまだ終わっていない、今もまだ解読作業をやってる最中なんです。

アメリカの研究者たちは、ズーっとこれに関する研究をしてるんです。だからヴェノナに関する本はアメリカでは毎年次々と出てるんです。

ハーバート・ノーマンはイギリスの情報機関によって、ほぼスパイと確定されたんでしたかね?

イギリスに居たときにイギリス共産党に入ったとイギリス情報部が情報公開をしているので、ケンブリッジ・ファイブというふうにも言われているのですが、イギリス共産党の一員だったと言われています。

ほぼ間違いないと思うんですが、ただ証拠としてまだ確定できていない。

ハーバート・ノーマンには疑惑があって、1950年代ジョセフ・マッカーシーが行った通称「赤狩り」の時に、容疑をかけられた時になぜか自殺をしている 。

自殺しないでアメリカに行って自分は無罪だと言えばいいのに、潔白を証明せずに自殺をしてしまった。

これは本当に自殺かという話もある。

なるほど。消されたってこと。

消されたかどうかまでは言いませんが、かなり皆さんそこは謎だと言ってますね。

そういう人物が実は日本国憲法の作成に関して当時の民政局の ナンバー1 ナンバー2 あたりに相当大きな働きかけをしていたということですね。

マッカーサー元帥の事実上の政策アドバイザー で、マッカーサー元帥に日本は非常に悪い国で軍国主義の国だから徹底的に追い詰めて民主主義という名の共産化をすべきだ と吹き込んだ最大の人物ですよね。

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